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初めてで不安。内視鏡検査で使う鎮静剤はどんなもの?

内視鏡検査で使用する鎮静剤とはどんなもの?

初めて内視鏡検査を受ける方の中には、緊張を和らげるための鎮静剤がどのようなものなのか、不安を抱く方もいるかもしれません。何だか怖いイメージもある鎮静剤ですが、実際にはどのようなものなのでしょうか。詳しくお話ししていきます。

そもそも鎮静剤とはどのようなものなのか

内視鏡検査で用いる鎮静剤とは、簡単に言うならば「麻酔薬」のことです。内視鏡検査は鼻や口、大腸からチューブを通すことから体に負担がかかったり、緊張したりするなどして、検査がスムーズに進まないこともあります。そういった心身ともにかかる負担を和らげるために、鎮静剤を使用することになるでしょう。鎮静剤を用いたことで、前日から極度に緊張していたのに気づけば終わっていた……という方も多いようです。

鎮静剤のメリットをもっと知りたい

先ほど心身ともにかかる負担を和らげることができるとお話ししましたが、その他にも鎮静剤を使用することにはメリットがあります。例えば鎮静剤は、内視鏡検査の精度を上げることにも繋がります。患者さんが緊張していたり、嘔吐反応が出ていたりすると、じっくりと観察することができず、見逃しが発生する可能性があります。鎮静剤を使用すれば医師も落ち着いて検査できるため、病変の見落としの機会を減らすことができるでしょう。

ただし鎮静剤にはデメリットもある

鎮静剤を使用したあとは、内視鏡検査が終わっても、しばらくは頭がぼーっとする感覚が残る方も珍しくありません。そのため、内視鏡検査が終了したあとの車や自転車の運転は禁止になっています。タクシーやバスといった交通機関を事前に調べ、必要に応じては事前に手配する必要が生じるでしょう。そして鎮静剤は医薬品であることから、少なからず副作用が発生する恐れもあります。アレルギーや血圧の低下などがあるため、体の不調を感じた際には、早めにクリニックのスタッフに申し出てください。

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